イワシとは
イワシの読みは、陸揚げするとすぐに弱ることから、「よわし」→「いわし」となり、漢字も鰯と書き、魚・弱となっています。
また、貴族の食べ物ではない卑いやしい魚といった説もありますが、この説は魚に失礼なので好きではないです。
分類学上は「ニシン目ニシン亜目」に属し、マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシが知られています。
イワシと日本人
縄文時代、イワシの骨が貝塚から発見されています。平安時代には、下級役人や庶民の主要なたんぱく源として食べられました。
また、「鰯の頭も信心から」(いわしのあたまもしんじんから)という諺があり、これは、イワシの頭のようなつまらない物であっても、まつって信心すれば、有り難いと思うようになる。このことから、他者の目からはつまらないものに見えても、信心する人にとっては尊くありがたい存在になるということ。
イワシの特徴
イワシの大きな特徴を絵にしました。
イワシの特徴
・沿岸性の回遊魚
・青魚の1種
・赤身の魚
・30cmくらいまで成長する
・体側に黒点がある
・プランクトンを食べる
・カタクチイワシの稚魚をシラスという
・DHAとEPAをバランスよく含む
・プリン体も多く含む
・サビキ釣りで釣れる